有限会社 中彦 京都・西陣の地で、織屋を始めて百有余年。金糸や金箔などと色鮮やかな絹糸をもちいて文様を織りだす金襴織物で、御袈裟を製作しております。

お袈裟のお誂え

  

高品質な国産絹糸を、京都・西陣にて加工を行い、弊社の手機にて製織をし、お袈裟に仕上げてお届けいたします。

「ぐんま200」の原糸 機屋

日本の絹糸は、光沢やしなやかさなど品質においては、世界最高水準の絹糸です。
その世界最高の絹糸を京都・西陣の職人が、腕によりをかけて御袈裟に仕上げます。
まずは、五条袈裟からご用意させていただきます。
一領一領丁寧に手造りをしていきます為に仕上げますのにどうしても三ヶ月ほどは時間がかかってしまいます。

なぜ五条袈裟なのか

国産品にご関心のある方、手造りの御袈裟にご興味のある方にお勧めいたします。
また、ご自分のところのお寺さんに着けていただきたいと思っておられる方にもお勧めです。

見積書や図案を無料にて作らせていただきます。

お電話か、お問い合わせメールにて、まずは連絡をくださいませ。

お電話番号 (075)462-1305 メールでのお問い合わせは、こちらから 純国産絹別織
    

国産絹糸について

国産絹糸の流通量は、国内で使われる絹糸の1%以下です。
しかし、その『国産糸の品質は世界最高である』と言っても過言ではございません。

なぜ、そんなに国産の絹糸の流通量が減ってしまったのか?

高品質な国産絹糸を使った御袈裟の製作を弊社では、今後展開をしていきたいと考えております。

国産絹糸の流通量について 養蚕について

純国産絹マークについて

純国産絹マーク

このマークは、一般財団法人 大日本蚕糸会が国産の繭・生糸だけを使って製造された純国産の絹製品であることが消費者に一目でわかるようにするために製作したものです。

このマークには、繭生産、生糸加工、染や織などを誰が行ったのかなど、つくり手の顔が見える絹製品の生産履歴が書かれています。

一般財団法人 大日本蚕糸会についてはこちら

日本の養蚕について

養蚕の方法や技術については、稲作や佛教と同じように中国よりもたらされました。
奈良時代以前には、養蚕が行われていたようで、豪族や宮中など一部の権力者によって使われていたようです。

京都市の西の方には、『太秦(うずまさ)』と呼ばれる地名があり、
そこには『蚕ノ社 正式名称を木島坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)』というお社があります。

「木島坐天照御魂神社」の鳥居 「かいこのやしろ」と書かれた石碑

この太秦と呼ばれる地に秦氏(はたし)という渡来人が住まわれて養蚕業を行われたと言われております。この養蚕業を行われたと言う事が、日本での養蚕の始まりとされております。
そして、奈良・平安・鎌倉・室町・・・・・と時代の移り変わりとともに養蚕は、日本全国に広まっていきました。

この養蚕技術が大きく花開くのが明治時代で、日本の絹糸は、パリ万博にも出品をされており、世界中から高い評価を得ておりました。

京都には西陣織、新潟には小千谷縮(おぢやちぢみ)、石川には牛久紬(うしくつむぎ)、鹿児島には大島紬等々、日本全国には素晴らしい絹織物がございます。しかし、現在日本で扱われている絹織物の中で、蚕から国内で作られる絹織物の割合は、1%にも満たないと言われております。
日本の絹織物は、人々の生活の中からそれぞれの風土に合った織物の中から生まれ、育まれ、そして工芸品と呼ばれるまでに昇華しました。
それは、先人たちが日々精進をし、良い繭(まゆ)を作り、糸を引き、染料を工夫し、機織りの技術を高め、そしてその伝統を一人一人が大切に継承してきた証しでもあります

現在、その国産の蚕を育て繭から糸を作ると言う事が産業として成り立たなくなっています。私たちの伝統を守り、継承していくためにも、国産の絹糸の良さを使って感じていただくことがまず戴せてだと考えました。そのために弊社ができること、長年西陣にて製織してきた御袈裟を、『国産の絹糸でもう一度織り上げる』ことで、みなさまに知っていただければと思い、製作することといたしました。
下の写真は、群馬県の養蚕農家さんのところに行き、現在でも実際に蚕が育てられているところを視察に行った時の写真です。

養蚕をされているところ 群馬県の養蚕農家さんの桑畑 『ぐんま200』の3齢目の蚕

30年ほど前が一つの潮目のように

今から30年ほど前、1990年くらいが国産の絹と外国産の絹を使う事の一つの潮目になっていたように思われます。
弊社でも、それまでは国産の絹糸ばかりを使用していたのですが、国産絹糸の相場による価格の不安定さと価格の高騰により、外国産絹糸の安さと価格の安定性に押され、徐々に外国産絹糸へと使用する絹糸をシフトさせていきました。

当初、弊社では、すべて国産の絹糸を使用しておりましたが、その後、経糸(たていと)は国産の絹糸を使用し、抜糸(ぬきいと)(横糸)は外国産絹糸を使用するようになりました。それは、国産の絹糸の方がしなやかさ(ドレープ性)があり、強さもあると思っておりましたために、そのようにしておりました。

しかし、それもいつしか全て外国産絹糸へと変わりました。
絹糸であれば国産でも外国産でも問題にならないが、価格的には国産と外国産とでは差があるため、国産絹糸使用では出来上がった製品の価格が高くなり、需要の落ち込みが懸念されたため、全て外国産絹糸へとシフトしていきました。

しかし、一部分でも国産絹糸を使用してほしいという声は今でもあり、弊社でも特注製品として製織をしており、普通の製品とは分けて取り扱っております。
最良の製品をお届けするのは当然ですが、どこまでのクオリティを追求するのか、価格はどうなのか、と言う事は、悩ましい問題です。

コロナ禍がもたらしたもの?

2020年の幕開けはコロナとの戦いでした。中国・武漢から広がり始めた新型コロナウィルスは、瞬く間に世界中に広がり今も大きな被害が出ている最中です。
世界中に張り巡らされているサプライチェーンの大きな要である中国から新型コロナウィルスが広がりはじめたことで、世界中でモノ作りが滞り、また、中国の人たちが世界中を駆け巡るがためにその広がり方は、瞬く間でした。

我々絹織物業界では、中国からの絹糸が滞ったために生産に支障をきたしたと言う事はなかったのですが、弊社では、今後のことを考え、どのような取り組みをしていけばよいのかと言う事を考えさせられました。

製造元発信

御袈裟の製造元である織屋が、お使いになるお寺様に直接御袈裟を販売させていただくと言う事はございませんでした。それは、古くから商習慣として残っている『御用達(ごようたし)制度』があるため、御用達の許可証を持っておられるところに私共織屋はお袈裟をお納めをし、お寺様に収められるという形をとってきました。
しかしながらこの令和の時代に今まで通りの商習慣のままでよいのであろうか、というように思い、メーカーである織屋と、ユーザーであるお寺様とで直接話をし、新しい時代にあった御袈裟を作ってもよいのではないかと考えております。

形や大きさなどはきちんとした形式にのっとり、長年培ってきた技術とともにお寺様の思いも織りこめた御袈裟が出来上がればと考えております。
ご本山などでお付けになる御袈裟は、その仕様にのっとったものでなければいけないと思いますが、ご自坊でお付けになる御袈裟は、国産の絹糸で織り上げたオリジナルな御袈裟でも良いのではないでしょうか?
私共織屋は、職人仕事をしておりますので直接お客様のところにお伺いをし、商品をご覧いただき、販売させていただくと言う事には慣れておりません。それに、このようなコロナ禍においては直接お伺いするのもはばかられます。

ソーシャルディスタンスコロナウイルス 感染拡大防止の取り組み

弊社では、オンラインを駆使し、お話をさせていただけないかと思っております。 

具体的には『ZOOM』を使ってオンライン上でお話をさせていただき、一から御袈裟の色や文様を決めさせていただきたいと考えております。そして、印刷にはなりますが、図案の見本を無料にて作らせていただき、同時に見積書も作られていただきますので、ご了解いただければお袈裟の製作へと取り掛からせていただく、というようなシステムを考えております。

ZOOMについてはこちらからダウンロードをお願いします。

なぜ五条袈裟なの?

創業以来私共がこの西陣の地でお袈裟を製造しておりますことが、一番の理由ではございます。お寺様の御袈裟というものは、代々大切にお使いいただいておりますものが多くございます。古くなりましたら、修理をなされることも少なくありません。また、同じものをご依頼されることもあります。そのような御袈裟であるからこそ、見た目だけではなく、良い素材で職人ひとり一人が丹精を込めて仕上げた御袈裟であれば、次の代にしっかり残していただけるのではないかと思うのです。 

以前、『御袈裟はお寺様のユニフォームのようなもの。』と仰った方がおられました。
確かにユニフォームであれば安価で替えの効くものを・・・、と言う事があるかもしれません。
しかし、檀家様はじめ一般の方も仏事などでお袈裟を目にされることもございます。そのような時に日本の伝統技術のすばらしさを感じていただき、そこから日本の伝統技(わざ)に興味を持っていただく機会になれば、職人としてこんなにうれしいことはございません。
このようなことから、御袈裟の中でもお寺様が普段よくお使いになるであろう『五条袈裟』から日本の絹糸を使ってオリジナルな御袈裟を製作をしようといたしました。

なぜ、伝統を守るの?

今、伝統産業と呼ばれる仕事では、後継者不足など、様々な深刻な問題を抱えております。中でも一番の問題は、伝統産業に従事していても生活を支えていけるだけの仕事がないと言う事です。

需要がないと言う事は、言い換えれば『今は必要とされる技術ではない、』ということかもしれません。
では、このまま消滅させてもよい技術なのでしょうか?

私どもは織屋ですので、織物を例にさせていただきますと、正倉院の宝物の絹織物は、大変高い技術で製作された織物です。現代の技術で復元させようと思っても見た目はできるかもしれませんが、中身までは困難だと思われます。それは、手間暇のかかる技術を捨て、効率や価格を重視してきたために古い技術をないがしろにしてきたことに原因があると思われます。技術=伝統は、一度手放してしまうと簡単に再現できるものではありません。

日本の絹の伝統をなくしてもよいのか、今一度日本の絹の原点に戻り、繭から製織まで純国産の製品をお届けをし。その良さを実感していただき、その上で守るべき価値のあるものなのかどうかをご判断いただく機会になればと思っております。

国産の絹糸にこだわるわけ

国産の絹糸にこだわった御袈裟づくりをこの時期に立ち上げる理由は何なのか?
連日、テレビや新聞のニュースなどで飲食店を経営なさっておられる方々のご苦労ぶりが報道されております。しかし、確かにお店を営業されておられる方々も大変でしょうけれど、その食材を作っておられる方々もまた、ひとかたならぬご苦労をされておられると聞きました。

これは今も少量ではあるけれど頑張って国産絹糸を作っておられる方々のことを思い、微力ながら使わせていただくことでお力になれないかと考え、御袈裟の製作をすることにいたしました。
稲作・養蚕・佛教といずれも中国より伝わったものですが、それぞれが独自に発展をし、今に至っていると思います。

特に御袈裟は、佛教にとってはなくてはならないものであり、またお経をあげられるときには必ず身にお付けになるものです。ですから御袈裟はそれぞれのお寺に代々と受け継がれていきます。そのため、品質にこだわった御袈裟は年月が経っても見衰えすることなく長くお使いになっておられるものが多々あります。そのような年月の経った御袈裟を見せていただくたびに国産の絹糸で織り上げた御袈裟の良さを痛感いたします。そして、このように代々と大切にお使いいただける御袈裟であるからこそ『国産絹糸』を使用する意義があるのではないかと思っております。日本の大切な技術を後世に受け継ぎ、そして残していくことが微力ながらできることをうれしく思っております。

京都・西陣にて百年以上続く織屋だからこそ、国産絹糸を選別し、西陣の選りすぐられた加工職にその加工をお願いをし、そして自社にて織り上げるということが出来ます。
ですから、『純国産絹マーク』を付けることが出来る御袈裟を仕上げることができると思っております。

日本の養蚕・織物の歴史は、中国から伝わり日本独自の発展をとげてきました。弊社もここ京都の地において、百有余年西陣の伝統を守ってまいりました。西陣は、技能集団であります。ひとり一人が最高の仕事を行い次の職人へとつないでゆき、そして初めて西陣織と呼ばれる素晴らしい織物が完成するのです。

見積書や図案を無料にて作らせていただきます。

お電話か、お問い合わせメールにて、まずは連絡をくださいませ。

お電話番号 (075)462-1305 メールでのお問い合わせは、こちらから 純国産絹別織
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